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​当社路線と気象庁地磁気観測所から半径30km圏内(グレーの丸)

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茨城県石岡市に設けられている地磁気観測所と関連した当社の電化方式に関して

茨城県石岡市柿岡に大正2(1913)年に設けられた気象庁地磁気観測所と関連して、「電気設備に関する技術基準を定める省令」が定めるところに従い、同観測所から半径30km圏内における鉄道磁場の発生を避ける観点から当社では昭和40(1965)年の宇都宮日光線下総境~奥武日光間電化、ならびに昭和52(1977)年の奥武本線下総境~白河間電化に際して交流20000V電化を採用して参りました. 特急列車が奥武本線から直通する磐岩線の電化(昭和55(1980)年)に際しても交流20000V電化を採用しております.

 

その後、昭和57(1982)年の東北新幹線開業を契機として国鉄東北本線(JR宇都宮線)が普通・快速列車の増発を行う中で当社としては東京都内~宇都宮市内間の中距離輸送を拡充する目的から宇都宮日光線宇都宮以南での直流急行形電車の運転を決定、平成4(1992)年に通商産業省(当時)ならびに運輸省(当時)の許可を得て宇都宮日光線の下総境~北宇都宮間を直流1500V電化に変更、前段の省令に抵触する可能性のある武井~下籠谷間には各閉塞区間ごとに変電所を設けることで一変電所あたりが発生させる磁場を最小限とする方式を採用しました. なお列車本数の少ない北宇都宮~奥武日光間、ならびに奥武本線の下総境~白河間、磐岩線に関しては現在も交流電化となっております.

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