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キハ100形は通常郡若線、磐岩線、白田線、上岩線の定期普通列車の一部で使用されています。

 

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人気のあかね色の気動車 キハ100形 運行情報

磐岩線・郡若線(全て同一の2両編成)
 GJ00運用
 上り806D 5:00喜多方発浜路行き
       (キハ4000系と併結 キハ100の運行は会津若松から浜路まで)
 下り813D 6:46浜路発熱塩温泉行き
       (キハ4000系と併結 キハ100の運行は浜路から三代まで)
 上り972D 7:10三代発浜路行き
 下り971D 7:52浜路発三代行き
 上り816Dに回送として併結(三代8:15発浜路8:30着)
 下り973D 10:17浜路発三代行き
 上り974D 10:42三代発浜路行き 
 下り975D 14:50浜路発三代行き
 上り976D 15:53三代発浜路行き
 下り977D 17:17浜路発会津湊行き
 上り回送(会津湊18:20発三代18:37着)
 上り978D 三代19:52発浜路行き 
 下り979D 21:05浜路発会津若松行き
       (三代から会津若松までキハ4000系の861D喜多方行きと併結)
 
白田線・上岩線
 HJ01運用(前日HJ07運用に入った編成)
 回送(南郷4:40発檜枝岐5:26着)
 上岩線・白田線904D 檜枝岐5:41発白河行き
 白田線下り907D 白河10:12発会津田島行き
 白田線上り908D 会津田島12:40発白河行き

 HJ02運用(前日HJ01運用に入った編成)
 白田線下り909D 白河13:31発会津田島行き
 白田線上り914D 会津田島17:49発白河行き

​ HJ03運用(前日HJ08運用に入った編成)
 白田線上り902D 会津田島6:39発白河行き
 白田線下り905D 白河8:13発会津田島行き
 白田線上り906D 会津田島10:43発白河行き
 白田線・上岩線下り911D 白河16:15発只見行き
 上岩線上り998D 只見19:12発会津大川舘岩口行き
 上岩線下り993D 檜枝岐21:09発南郷行き
       (キハ4000系と併結 キハ100の運行は会津大川舘岩口から南郷まで)

    HJ04運用(前日HJ02運用に入った編成)
 白田線・上岩線下り901D 白河6:03発只見行き
 上岩線・白田線上り910D 只見12:52発白河行き
 白田線下り913D 白河17:15発会津田島行き
 白田線上り918D 会津田島20:52発白河行き
 白田線・上岩線919D→翌日980D居眠り尾瀬号 白河22:15発沼田行き

 HJ05運用(前日HJ06運用に入った編成)
 上岩線下り983D 沼田5:55発南郷行き
 上岩線上り990D 南郷14:05発沼田行き
 上岩線・白田線920D 沼田18:00発白河行き

 HJ06運用(前日HJ04運用に入った編成)
 上岩線下り985D 沼田7:52発片品行き
 上岩線上り982D 南郷6:55発沼田行きに片品から併結
 上岩線下り987D 沼田12:30発只見行きに片品まで併結
 上岩線上り986D 片品13:30発沼田行き
 上岩線下り989D 沼田14:20発片品行き
 上岩線上り988D 片品15:11発沼田行き
 上岩線下り991D 沼田17:10発片品行き
 上岩線上り992D 片品19:00発沼田行き
 上岩線下り995D 沼田19:50発片品行き
 上岩線上り996D 片品20:37発沼田行き
 
 HJ07運用(前日HJ03運用に入った編成)
 上岩線上り982D 南郷6:55発沼田行き
 上岩線下り987D 沼田12:30発只見行き
 上岩線上り994D 只見17:10発檜枝岐行き
       (キハ4000系と併結 キハ100の運行は南郷まで)

 HJ08運用(前日HJ05運用に入った編成)
 白田線下り917D 白河20:18発会津田島行き

 

 

  毎日22時15分白河発 (新宿19時59分発特急しらかわ23号に白河で接続)

  ゆったりと白田線、上岩線を走り翌朝夜明けとともに蛇滝駅に到着します.

  尾瀬登山に、また朝一番の山の景色を楽しみにどうぞご利用ください

       (一部指定席).   

  運転時刻:白河22:15発→会津田島23:18着23:25発→南郷0:06分着

                (深夜車両を施錠します)

       南郷4:00発→檜枝岐4:49着4:52発→蛇滝5:00着

                            (車掌が到着のご案内に参ります.)

       蛇滝5:20発→片品6:21着6:55発→沼田7:44着
          *各駅に停車致します. 

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夜行普通列車 居眠り尾瀬号のご案内

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キハ100形は昭和38(1963)年に編入された旧上岩軽便鉄道線を近代化し、奥只見のダム開発が終わり貨物需要が激変する中機関車牽引の貨物列車に併結する形で運転されていた客車列車を置き換えるべく、同年に白河車両区所属でデビューしました. 当社ではそれ以前に宇都宮日光線で小型の機械式ディーゼルカーが運行されており、液体変速機を使用して総括制御を可能にした小型気動車、キハ90形も導入されていましたが本格的な大型液体式ディーゼルカーの導入は昭和35(1960)年デビューの特急形気動車キハ1000系が初めてであり、キハ100形はその成功を受けて設計されました. すでに安定した走行性能で定評を得ていた国鉄キハ20系を参考としつつ、機関出力と粘着性能を増強、特別豪雪地帯の走行に対応すべく正面運転台窓には旋回窓を設け、台枠位置を従来車より60mm、床面位置を従来車より100mm高い位置に設けた腰高なスタイルとなりました. 塗色は奥武鉄道の標準色である草色とアイボリーではなく、従来から会津地区の客車で用いられていた茜色とアイボリーのツートンを用い、降雪時の視認性を確保しました. 正面スタイルは当社の通勤電車、気動車などで伝統的に用いられていた斜めステンレス帯と気動車であることを示す斜め銅色帯をあしらい、正面運転台窓まわりをわずかにくぼませたスタイルや貫通路周りからヘッドライトケースまでを一体化させた造形も旧来の車両から踏襲しました. ほぼ同年代に登場した3000系電車の食パンのような切妻顔とは異なる正面に曲線と後退角をつけた丸みのある姿が好評を博し、登場当時は時の特急形気動車で日本初の特急形気動車でもあるキハ1000系に次ぐ、当社の花形車両でした. 

上岩線、白田線で安定した走行性能、また最大55‰の急勾配での信頼できる登坂性能を示したキハ100形は次に従来蒸気機関車牽引の客車列車で運転されていた磐岩線、郡若線で使用されるべく昭和41(1966)年に若松機関区(現在の若松車両区)にも投入されます. 白河~喜多方間で完結する磐岩線、岩羽線の普通列車や郡若線の普通列車を置き換え(岩羽線の喜多方以北への列車には快速列車との共通運用である関係からその後も引き続きDF500やD51牽引の客車列車が運行されました)、白河以北の奥武線の顔となります. 

車両は大きく分けて試作車、初期量産型、後期車の3タイプに分かれ、試作車では旧来の気動車のイメージに近い側面バス窓を採用、量産車ではこれがなくなり後期車では車両側面の給油口が車両下部に移設されトイレが廃止されるなどの設計変更がなされました. また一部の車両は試験的に扉間11窓(内2面は戸袋窓)のロングシート車として落成しましたが早期に廃車されています. 

キハ100形は一時奥武線東北地方線区の主役として期待されましたが、早くも転機が訪れるのは初の快速用気動車がデビューした昭和47(1972)年. 従来客車列車で運行されていた長距離快速列車を置き換えたキハ4000系は共通運用で会津地区の普通列車にも入るようになり、岩羽線喜多方以北の客車普通列車を置き換え、磐岩線の普通列車も置き換えるに至ります. また従来キハ100形の独壇場であった白田線、上岩線に新宿直通のキハ4000系快速が走り始め、その間合い運用の普通列車がキハ4000系に置き換えられることで車齢10年にも満たないキハ100形が行き場を失い、一部は関宿総合車両区に転属の上奥武本線普通列車の増結用にも転用されました. 1980年代末に製造されたキハ4000系の最終増備車が会津地区に残ったキハ100形の多くを置き換え、これらのキハ100形が南会津地区に玉突き転属、バス窓の試作車を含む一部車両を置き換えると残ったキハ100形は概ね現在と同じ陣容となり、平成年間は残った28両が白田線、上岩線、郡若線と郡若線送り込みの磐岩線一部普通列車で活躍を続けてきました. 

当社では平成から令和に切り替わったのを機に「人間味と懐かしさのあふれる鉄道」の一層の深化を模索しており、その一環として昭和を代表する当社形式であるキハ100形を単に老朽化した旧型車両ではなく当社、また東北地方の鉄道史に残る鉄道遺産として次代に継承すべく、その持続的な運用、保存、活用方法についても検討中です. 

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奥武鉄道キハ100形気動車

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