↑クリックで拡大します(2021年3月ダイヤ改定版).
2017年にデビューした最新型の特急形車両で地下鉄直通運用(メトロコア日光、メトロコア会津、メトロコア会津白虎)と臨時あかべこに限定して使用されます. 都営地下鉄三田線に直通するため車体幅は2800mmに抑えられており、10000系よりやや細身のボディとなっています. 三田線ではホームドアが完備されているため、三田線内の停車駅である日比谷、大手町、神保町では駅によってドアが開閉する車両を変えて対応しています.
車体色のあかね色とシャンパンゴールドは10000系の意匠を引き継ぎつつも、首都の都心直下に乗り入れる特急列車としての風格を持たせる狙いから都会的なダークグレーで窓周りと前面下部を広く覆い、日光行きの観光列車としても多用されることから日光の寺社や紅葉の持つ華やかなイメージを取り入れるため腰下に山吹色のアクセント帯をあしらうことで引き締まったボディの持つスピード感と旅に出る高揚感の融合を図りました. 前面運転台は地下線を走る制約から非常口を設ける必要があるため、正面ガラスが跳ね上がり前面下部が観音開きに開く特殊な構造を採用しました.
編成は2+2列の普通車5両と1+2列の特別車1両から成るボギー車6両編成(1号車14列、2号車15列、3号車14列、4号車17列、5号車特別車12列、6号車14列 車いす座席2席 編成定員330人). 全席に電源コンセントを設置、車内では無料Wifiサービスも提供しています.
10000系
特急列車 車両紹介
皆様の快適な旅のお供をする特急形車両を紹介します.
2007年に先代の特急形電車、900系を置き換える形でデビューし、奥武線では初めてとなる140km/h運転を開始しました. この車両の登場と同時に新宿~会津若松間を3時間弱で結ぶ速達型特急の白虎が運転を始め、奥武線の新しい時代を象徴する存在となりました.
アルミ押し出し材の軽量車体に、外装は奥武鉄道の会津地区を走る客車、気動車で永らく使用されてきた(現在はキハ100形のみに残る) あかね色とアイボリーに着想を得て、アイボリーをより華やかな光沢感を持つシャンパンゴールドとした他、側面窓周りを一体的に見えるようにダークグレーでまとめています. 車体断面は2010年に登場した急行形の2000系に準じており、車体幅は2930mm、ハニカム構造の外壁や複層ガラスの窓によって会津地方の冬にも耐える断熱効果を得ています.
編成は2+2列の普通車6両と6人用個室が並ぶ個室車1両からなるボギー車7両(先頭車は12列、中間車は14列、車いす座席2席、個室車は6人個室が6室、編成定員354人). 車内には車いす用トイレ、多目的スペースをはじめバリアフリーに配慮した曲線構成のデッキなど、現代の要請にマッチした設備を整えています. ゆったりとした車内で目的地までの時間を心行くまでお楽しみいただけます. 現在特急白虎、あかべこ、しらかわ、なんたい、にょほう、臨時特急浦和日光ととちぎエクスプレス、中山道エクスプレスで使用されております. 2019年以降車内リニューアルにより全席に電源コンセントとWifiサービスを導入しました.
20000系
下り快速列車分割案内
快速列車は途中で行先が分かれる列車がございます.
各号車の行先をお確かめの上ご利用ください.
奥武鉄道 快速74N列車新宿行き
イラスト:ヒトデ
快速列車 車両紹介
キハ4000系快速3両編成
8000系快速4両編成
快速列車は中山道線~秩父鉄道直通系統の列車では8000系電車、奥武本線ほか各線系統の列車ではキハ4000系気動車が使用されます. 8000系電車は埼玉県北部、秩父地方までの比較的短距離の利用を視野に入れて気軽な転換式クロスシートの構成としております. 一方キハ4000系は長距離利用にも対応できるよう簡易リクライニングシートを備え、夜行快速あらしおに使用される専用編成ではフリーストップリクライニングシートを使用しております. 新宿~浦和間では8000系/キハ4000系単独、あるいは併結列車として4~12両で運転されますが、奥武本線の一部区間や大子線、大田原線、岩羽線、白田線、上岩線などの地方線区では列車を分割しトイレを備えたキハ4000系の3両を基本ユニットとして運転されます.
定期夜行快速列車は夜行快速もがみ(新宿~米沢)と夜行快速あらしお(新宿~米沢~JR米坂線・羽越本線経由酒田) を運転しており、それぞれキハ4000系3両編成2本の間に寝台客車オハネ4800形を2両挟んで8両編成で運転されます. また年に何回かあらしお用キハ4000系3連の予備車がJR東日本に貸し出され羽越本線の普通列車を代走することがあります.